一度の豪華なバケーションより、上手に節約して何度も旅に出掛けたい、旅行大好きカメラマンのユキカです。
実際に私が訪れた場所のなかから、リーズナブルに楽しめるおすすめの観光スポットや、コストパフォーマンスの高いホテル・旅館などを中心に、皆さんの旅の計画に役立つ情報をご紹介しています。
今回は沖縄北部のおすすめ観光スポット、やんばるで有名な東村をご紹介します。
本島の玄関口である那覇からは遠いエリアなので、行ったことがない人も多いと思いますが、
とってもいいところなので、個人的には絶対に一度は訪れてほしい場所です。
今回は、そんな東村を観光する人向けのモデルコースをご紹介していきます。
生命の神秘を感じる慶佐次湾のマングローブ

マングローブってなんだろう?
マングローブとは、海水と淡水が混ざり合う「汽水域」に生える植物の総称のこと。
日本では鹿児島県と沖縄県のみで見ることができます。
そんな貴重な植物「マングローブ」をじっくりと観察できるのがこの「慶佐次湾のヒルギ林」です。

マングローブの特徴と言えば、独特のかたちをした根っこですね。

地上で枝分かれして、がっしりと地面をつかんでいるよう。見れば見るほど不思議な植物です。
このやんばる国立公園では、慶佐次川からマングローブを楽しむカヤックツアーも人気なのですが、
カヤックに乗らなくても十分にマングローブを楽しめるのが、この公園のいいところ。
マングローブの一種、ヒルギ林の中に300メートルほどの遊歩道が整備されていて、自由に歩くことができるのです。

まずは慶佐次川に近づいて生き物観察
遊歩道に入る前に、慶佐次川の水面へ近づいてみます。
階段はとっても滑りやすいので足元には要注意。

よくよく見てみると…

小さいカニがたくさんいます。
赤くて小さいのは「ベニシオマネキ」。

白いのがシオマネキです。
よくみると、ぴょんぴょんと飛び跳ねている魚、ハゼもたくさんいます。
さっそく珍しい生き物を見つけて、ドキドキが止まりません。

遊歩道を歩いてみよう
次はいよいよ遊歩道へと進んでいきます。

遊歩道に入ったすぐのところには…

小さいカニも歩いていました。踏みつけないよう、足元も要注意です。
進んで行くとヒルギが生い茂っていて、トンネルのようになっています。

オヒルギの花も見ることができました。南国っぽい独特な姿ですね。

この花、水面に落ちたものを、カニが食べているのを発見しました。

ハサミを上手に使いちょうどいいサイズにカットして、食べていました。カニさん、器用です。
ほかのヒルギの木にはインゲン豆のようなものがたくさんぶら下がっていました。

後から調べたところ、ヒルギの『胎生種子』だそうです。
胎生種子というのは、樹木についたままの状態で果実の中の種子が発芽する種子のことをいいます。
10~20cmの棒状に成長した種子は樹木より落下し、川や海で漂流し生育の条件に合う場所に漂着できたら根・葉を出します。
美ら海熱帯魚より
マングローブって、種からの育ち方もユニークですね。
遊歩道は約300メートルありますが、植物や生き物を観察しながらだと、あっという間にです。
帰りは並走する道路を歩いて、遊歩道の下を覗いてみよう

遊歩道を奥まで歩くと、並走している道路に出られるようになっていますので、この道を歩いてみるのもおすすめです。
私たちは、この道路をさらに奥へ進んでみました。すると道路の反対側の水たまりにもカニがたくさんいましたよ。

しかもかなり近くで見ることができました。
遊歩道を歩いていると、水面を上からしか見えないのですが、道路からだともう少し低い位置から水面を見ることができます。

遊歩道の下にも生き物がいっぱいいます。生き物の観察って本当に面白いですよ。
ぜひみなさんも観察してみてください。

ランチはサンライズひがしの食堂「東ぬ浜」で

東村は飲食店が少ないので要注意

東村は飲食店がかなり少ないです。
特に東側の海岸線にはコンビニもないので、気を付けないとランチ難民になってしまいます。
お昼を食べる場所を事前に調べて、目星をつけておくのがおすすめです。
私達も行こうと思っていたお店がお休みで、ランチ難民になりかけたときに見つけたのが、道の駅「サンライズひがし」の中にある「東ぬ浜」という食堂です。
食堂「東ぬ浜」でお昼ごはん
サンライズひがしにある「東ぬ浜」は、定番の沖縄料理が並ぶ食堂です。
私も沖縄に来たら何度も食堂に行くほどの食堂好き。この旅でもすでに二回目でした。
そして、今回私が頼んだのはこれ。

たっぷり野菜炒めがうれしい、野菜そば、600円。紅ショウガがタッパーごと付いてくるのがワイルド。

旦那さんが頼んだのが、とんかつ定食、650円。
沖縄はとんかつ定食が本当にボリューム満点で安いですね。
とんかつに絞るシークワーサーと、デザートのタルガヨー。
見た目は似ていますが、タルガヨーはみかんのように甘いです。
このお店は、沖縄にはよくある雰囲気の食堂ですが、どれもあたたかいお母さんの味。
地元の人もたくさん利用する、憩いの場にもなっていました。
パイナップルのスムージーがおすすめ

食事のあとは、食堂の隣にある農産品売り場をぶらり。
東村はパイナップルの産地だそうで、店頭にもパイナップルがいっぱい並んでいましたよ。
店内にパイナップルのスムージーが販売されていたので、デザートにいただきました。
これでたったの、200円。
甘酸っぱくて、暑い日にはたまらないおいしさ。食後にもぴったりなので、おすすめです。

誰でも楽しめるゴルフ「パークゴルフ」@つつじエコパーク
お腹もいっぱいになったら、ちょっと体を動かしたくなりますよね。
そこでおすすめなのが、「パークゴルフ」です。
パークゴルフはお手軽なスポーツ
「パークゴルフ」、ご存じですか?
ドライバーのような形状のクラブ一本でまわる、シンプルなスポーツ。
大人から子供まで、やったことがなくても最初から楽しめる、お手軽なゴルフです。

ボールも普通のゴルフよりひと回り大きくて、クラブにあてやすいんです。
ボールも大きいから、もちろんカップも大きい。

プレー代も安いので気軽に挑戦しよう

プレー代はたったの400円。道具レンタル付きでも500円です。
そして、洋服も普段着で大丈夫。靴もスニーカーでOKです。
ふつうのゴルフはお金がかかるイメージですが、パークゴルフはお財布にやさしいスポーツですね。
所要時間は約2時間

ここ、つつじエコパークのゴルフ場は、ふつうのゴルフ場と同じ18ホールです。
コースはパターゴルフ場よりは大きいけれど、通常のゴルフ場よりはかなりコンパクトなので、ラウンドはあっという間です。
初心者でも2時間くらいあればラウンドできると思います。
ちなみに普段からゴルフをする私たちは、二人でプレーして約1時間でした。
沖縄本島にはこのつつじエコパークの他にも、たくさんパークゴルフ場がたくさんあります。
見かけたらぜひ挑戦してみてくださいね。

つつじエコパーク パークゴルフ場
まとめ
やんばると呼ばれる沖縄本島の北部はとにかく自然が豊かで、ここにしかない景色がたくさんあります。
美しいビーチはもちろんですが、それ以外にも見どころはいっぱい。
特に慶佐次湾のヒルギ林は何度も訪れている場所ですが、それでもまた来たくなるほど魅力的。
まだ行ったことがないという方、ぜひ訪れてみてくださいね。