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交換レンズ 心に響く写真の撮り方

【カメラ初心者必見】望遠レンズの魅力を知れば写真がワンランクアップ

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望遠レンズってどんな時に使えばいいんだろう?

こんにちは。フリーカメラマンのユキカです。

みなさんは望遠レンズはお持ちですか?お持ちの方は使っていますか?

「セットで購入したけれど、望遠レンズはほとんど使っていない…」という方、けっこういらっしゃるように感じるんですが、それすごくもったいです!

望遠レンズは、遠くのものが大きく撮れるのはもちろん、圧縮効果を使えたり、背景をコントロールすることができたり、背景をぼかしたりと、表現の幅が広がる超優秀なレンズなのです。

望遠レンズを使いこなすことが、写真上達への近道と言っても過言ではありません。

今回は、そんなポテンシャルの高い望遠レンズの魅力に迫っていきましょう。

望遠レンズを使うメリット[その1]遠くのものを大きく撮れる

望遠レンズで拡大して撮影

さっそくですが、望遠レンズを使うのって、どんな場面でしょう?

遠くのものを大きく撮りたいとき、とか?

そうですね。遠くのものを大きく撮りたいとき、望遠レンズは欠かせません。

例えばスポーツの撮影。野球やテニス、モータースポーツなど、離れた場所から被写体を大きく撮りたいときには望遠レンズが役立ちます。

大きく撮ることで、写真に迫力がでますね。

運動会でも望遠レンズは大活躍です。望遠レンズを使えば、遠くにいる子どもを大きく撮ることができます。

大きく撮りたいけど近くに寄れないときは、望遠レンズを使って被写体を引き寄せましょう。

望遠レンズを使うメリット[その2]背景をコントロールできる

望遠レンズは狭い範囲を切り取って写す

望遠レンズのもう一つの魅力は背景をコントロールできることです。

背景をコントロールするって、どういうこと?

主役を引き立たせるには、背景を選ぶことが大切です。不要なものは省き、シンプルにまとめるのがおすすめです。

次の2枚の写真を見てみましょう。主役となる花の大きさはほぼ同じですが、背景が違います。どちらのほうが、主役が目立っているでしょうか?

1枚目は標準レンズで撮りました。標準レンズでは広角になるので、建物が全体的に、そして手前の道路まで写り込んでいます

標準レンズ

2枚目は望遠レンズで撮りました。

望遠レンズ

こちらの写真には、建物の屋根や手前の道路は写っていません。

狭い範囲しか写っていないため、標準レンズで撮った写真より背景をすっきりとまとめることができました。

主役を目立たせて撮りたい場合は、望遠レンズを使って背景に写りこむものを最低限におさえ、撮影していきましょう。

標準レンズと望遠レンズの画角の違い

標準レンズと望遠レンズでは、画角(切り取っている角度)が違うので、結果として写りこむ範囲が変わります。

標準レンズは望遠レンズより広角なので、背景に広い範囲のものが写りこみます。

標準レンズと望遠レンズの違い

実際に撮れる絵は、こんな風になります。

標準レンズと望遠レンズの違い

標準レンズでは建物全体が背景に入ってくる一方、望遠レンズだと、背景に写るのは木と建物の一部です。

ちなみに、人物を同じ大きさで写すために、望遠レンズでは後ろに下がった位置で撮影します。

これって、どっちの撮り方がいいのかしら?

これは、「どっちがいい/悪い」という話ではありません。大切なのは「どう撮りたいか?」ということ

例えば、旅行に行った先で、有名な建物全体を入れて記念撮影をしたい場合は、標準レンズを使って背景がぼけ過ぎないように撮るほうがいいし。

背景は重要ではなく、主役となる人物が引き立つ写真を撮りたい場合には、望遠レンズが有効だということ。

状況に応じてレンズを使い分けていきましょう。

背景に写りこむ範囲をコントロールできる

狭い範囲を切り取ることは、背景をコントロールするときにも役立ちます。

先日、桜の花を撮影しました。撮った写真をモニターで確認したところ、背景の右上にすき間があいていることに気付きました。

望遠レンズで桜撮影

「このすき間はないほうがいいな」と思ったので、立つ位置と向きを微調整した結果、二枚目のように、背景一面がピンクの写真になりました。

望遠レンズで桜撮影

一面ピンクの方がドラマチックでステキですね!

背景を少し工夫するだけでも、写真の印象が変わります。このような調整が簡単にできるのは、狭い範囲を切り取って撮影する望遠レンズだからこそなんですね。

望遠レンズで構図をコントロールして、思い通りの写真を撮影しましょう。

花を撮るときは望遠レンズがおすすめですよ!是非試してみてください。

望遠レンズを使うメリット[その3]圧縮効果で密集しているように見せる

圧縮効果って、なんですか?

圧縮効果とは、望遠レンズを使用したときに近景と遠景とが重なって見える現象のことです。望遠になるほど圧縮効果が強くなり、近くの被写体のすぐ後ろに遠くのものがあるように見える写真が撮影できます。

「望遠レンズで撮影すると生まれる圧縮効果」CANON IMAGE GATEWAY 写真用語集より 

言い換えると、距離の差がつまって、隙間がないような密集した状態に見える、ということ。

例えば桜並木を撮ったこの写真。並木を縦に撮ったので、圧縮効果で桜が密集しているように見えますね。

圧縮効果の作例

桜のような小さい花の場合、圧縮効果を使うと満開の雰囲気を強調できて、とてもドラマチックな写真に仕上がります。

望遠レンズの魅力[その4]背景がぼかすことができる

また、背景がぼけやすいことも望遠レンズの魅力です。

標準レンズで撮った菜の花の写真。

望遠レンズで撮ったものと比べると、背景のぼけ具合は雲泥の差です。

背景に写り込むものも拡大されるため、よりふんわりとぼけていきます。

これは別の記事で詳しく書いていますので、そちらを参考にしてみてください。

おすすめ記事
背景をぼかすと写真は楽しくなる[望遠レンズ]

望遠レンズの魅力まとめ

まとめると、今回ご説明をした望遠レンズの魅力は次の4つの項目でした。

【望遠レンズの魅力】

  • 遠くのものを大きく捉えることができる
  • 背景をコントロールすることができる
  • 圧縮効果が得られる
  • 背景をぼかすことができる

最近の出かけるときは、望遠レンズと35mmの単焦点レンズを持っていきます。

私自身、普段から望遠レンズをとてもよく使います。

同じものを撮影しても、標準レンズより望遠レンズの方が圧倒的にカッコいい写真に仕上がると感じるんですよね。

室内で撮るのは向いていませんが、お庭や公園など、屋外で撮るちょっとした写真にはぜひ望遠レンズを使ってみてください。

望遠レンズは、ボケがきれいでドラマチックな写真が撮れるレンズです。

ぜひ望遠レンズを使って、これまでと違う写真を撮ってみてくださいね。

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