写真上達の秘訣

【一眼レフ初心者必見】カメラのファインダーをのぞいて撮るメリット8点

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スマホで写真を撮るように、カメラでも液晶を見ながら撮ってるけど、ファインダー撮影の方がいいのかしら?

今は「液晶パネルを確認しながら撮る」のが主流ですよね。でも、一眼レフカメラはファインダー撮影の方がおすすめなんですよ。

ブロガー自己紹介

この記事を書いている、フリーカメラマンのユキカです。
初心者一眼レフを買って3年でプロに転身。子供・家族・プロフィール写真撮影は年間100件以上。
ネットショップ・店舗向けのファッション雑貨や料理写真の撮影経験もあり。
最近は、起業家・フリーランス向けに写真撮影とホームページ制作や更新のサポートも行っています。

もはやファインダーなんて要らないのでは?と思う人もいるかもしれません。

でも、そんなことはないんです。一眼レフカメラを使っている人の多くがファインダー撮影」派です。

では、なぜファインダーをのぞいて撮るのでしょう?

それは、ファインダーをのぞいて撮るメリットがあるから、なんです。実はファインダー撮影だと、ミスを減らせるからなんですよね。

今回は、その「ファインダーをのぞいて撮るメリット」について、詳しくお話ししてみようと思います。

では、さっそく説明していきましょう。

カメラのファインダーを理解する

カメラのファインダーとは?

そもそもファインダーって、どういうものなのかしら?

あらためて、ファインダーとは何かについて、確認しておきましょう。

ファインダー(英: finder)は、カメラにおいて撮影前に目で構図を決めたりピントを合わせたりするのに使用する覗き窓

Wikipedia ファインダーとは

カメラの後ろ側にある、小さい窓のことですね。ミラーレスカメラにはファインダーがないものもあります。

ファインダーの種類

ファインダーには、2種類あります。

一眼レフカメラで使われている『光学ファインダー』とミラーレスカメラで使われている『電子ビューファインダー』です。

【光学ファインダー】一眼レフカメラの仕組み
レンズが捉えた景色を、カメラの内部にある鏡やプリズムを使って反射させて見るもの。景色をリアルタイムに見ることができる。

【電子ビューファインダー】ミラーレスカメラの仕組み
レンズが捉えた景色を映像に変換し、それを写して見るもの。明るさや色味などを撮影前に確認することができることができる。

カメラのファインダーをのぞいて撮影するメリット

ファインダー撮影は手ブレしにくい

液晶パネル撮影

液晶パネルを見ながら撮る場合、カメラを支えるのは「右手」と「左手」の2点。しかも、脇と肘があいていて、カメラを持つ手もやや不安定ですよね。

シャッターボタンを押すときに、カメラが動いてしまうことも結構あります。

ファインダー撮影

一方、ファインダーをのぞいて撮るときは、「右手」と「左手」、さらに「顔」の3点でカメラを支えます。

さらに両脇が締まり、ひじもたたまれているので、カメラがより固定されているといえるでしょう。

ファインダー撮影はカメラの安定感が増すので、液晶パネルを見ながら撮るよりも手ブレを軽減できます。

遅いシャッタスピードで撮るときなど、手ブレしやすい条件で撮影する場合は、ファインダー撮影に切替えて撮ってみましょう。

ファインダー撮影はピントを合わせやすい

ファインダーの中

ファインダーの中には、AFフレームが表示されています。

撮影する構図が決まったら、どのフレームでピントを合わせるかを決めて、そこにAFポイントを移動しますよね。

その指定したフレームでピントを合わせてシャッターをきりますが、決めた場所で確実にピントを合わせることが大事。被写体が小さい場合は神経を使います。

ファインダー撮影なら、両手と顔の3点でしっかりカメラを固定し、合わせたい場所でピントをしっかり捉えてシャッターを切ることができます

手ブレを減らせるだけでなく、ピントを外すことも少なくなりますね。

ファインダー撮影だと、カメラと一体になった感覚で気持ちよくシャッターを切れるんです。

液晶パネルより被写体が大きく見えて細部まで確認しやすい

液晶パネル

カメラについている液晶パネルは、横幅およそ6.5センチ。このサイズでは、細かいところまでなかなか見えません

例えば家族写真を撮るときに、子供の表情や視線の方向など、液晶パネルでは分かりづらいですが、ファインダーで見ていればはっきりと分かります

シャッターチャンスを逃さないためにも、ファインダーをのぞいて細部を確認し、タイミングをみてシャッターを切ることをおすすめします。

眩しくて液晶パネルが見えない時も、ファインダーをのぞけばはっきり見える

夏の撮影

天気がいい日は、液晶パネルがとても見づらいのよね…

夏のお天気がいい日に屋外で撮影していると、液晶パネルが見づらい場合がありますよね。

これは液晶パネルに光が反射してしまうことが原因です。

そんなときでも、ファインダー撮影なら、被写体をはっきりと確認できるんです。

普段は液晶パネルを見ながら撮っている人も、日差しの強い環境ではファインダー撮影が絶対有利です。

ぜひ覚えておきましょう。

被写体の動きをリアルタイムに確認できる

一眼レフカメラの場合は光学ファインダーなので、ファインダーから見えているものは、レンズの先にあるものを鏡で反射させたもの(実物)です。

一方、液晶パネルで見えているものは、レンズの先にあるものを変換したデジタル画像

データを液晶パネルに映し出すのに時間がかかるので、少しタイムラグが発生します。

一眼レフカメラの場合、ペットや子ども・車など、動きの早いものを撮るときはファインダーをのぞいた方が撮りやすいですよ。

動きが速いものを撮影するときはファインダー撮影の方が絶対に有利。「今だ!」という瞬間を見極めて、シャッターを切ることができます。

繰り返しますが、液晶パネルでは細かいところまで確認しづらいので、タイミングをつかむのも難しいです。シャッターチャンスを逃したくないなら、ファインダーをのぞいて撮影しましょう。

撮影時に絞りやシャッタースピードなどの撮影データを確認できる

ファインダーの中っていろいろな数字が表示されているけど、あれって何かしら?

ファインダー内データ表示

ファインダーの中には、シャッタースピードや絞りをはじめとした、いろいろデータが表示がされています。

機種によっては、表示する項目を選べる場合もありますが、KissX7の場合は、常に上のような情報が表示されています。

特に重要なのは、シャッタースピードと絞りと露出。

AFフレームを動かすつもりでボタンやダイヤルを操作したら、間違って絞りやシャッタースピードを動かしていたという失敗は、誰にでもあります

ファインダー内のデータ表示の確認をくせづけることで、ミス防止につながります

中級機以上になると、水平器も表示できるものが多いです。これもとても便利な機能です。

ファインダー内の表示や、表示の設定を一度確認して、撮影に活用してみましょう。

バッテリーをセーブできる

液晶パネルを表示させることは、かなりの電池を消耗します。

撮ったものを確認するときだけ液晶パネルを使うのと、撮るとき常に液晶パネルを使ってるのでは、電池の消耗スピードの違いは明らかですよね。

電池の持ちが悪いなあと思っている方、ファインダー撮影に切替えることでバッテリーのもちがぐんとよくなりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

ミラーレスカメラがバッテリーの減りがはやいと言われるのは、この理由です。ファインダーの中で見えているものがデジタル映像なので、一眼レフカメラによりも電池をより消費します。

ファインダー撮影の方が本格的に見える

ファインダー撮影

いろいろなメリットを真面目にお伝えしてきましたが、ファインダー撮影をする理由は「その姿がカッコいいから」ということもあります。

カメラを構えた姿、やっぱりカッコよく見えたほうがいいじゃないですか。

私がこれまでテレビや雑誌で見てきた有名なプロカメラマンは、みんなファインダー撮影でした。

撮り方もプロのまねをして当然。形から入るのも大事です。そんなところも楽しんでもらえたらと思います。

ファインダーをのぞいた方がカメラマンの雰囲気が出ます!ぜひ、カッコよく撮影してくださいね。

写真全体や構図をチェックするのは、液晶パネルが得意

液晶パネル

一方で、ファインダーをのぞいてしっかり確認して撮ったつもりが、液晶パネルで見たら余計なものが写りこんでたということ、よくあります。

ファインダー撮影ではピントを合わせる主役にばかり目がいきがち。全体をくまなく確認するのが難しく、周辺の状況を見落としがちなんです。

撮った写真は必ず液晶パネルでチェックし、全体を確認しましょう。

三脚を使って撮影するときは、液晶パネルで構図をチェックしてから、撮影すると失敗が少ないですよ。

視度補整ダイヤルでファインダー内表示をクリアに

視度調整

ファインダーの中のAFフレームや数値が、どうもぼんやりしている…、なんてことはありませんか?

カメラには、ファインダーの中の表示がはっきり見えるように、「視度調整ダイヤル」がついています。

つまみをうごかしながら、AFフレームやファインダー内の数字がいちばんはっきり見えたところでストップするだけ。簡単です。

最近、見えづらいなあと思っていた方や、これまで調整したことがないという方、ぜひ一度調整してみてくださいね。

知らない間にずれてることもあるので、時々チェックしてみるといいですね!

まとめ|ファインダー撮影はミスが減らせる!状況に応じて使い分けを

見てきたとおり、ファインダー撮影にはたくさんのメリットがありました。

  • 手ブレしにくい
  • 主役にピントを合わせやすい
  • 被写体が大きく見えて詳細まで確認しやすい
  • 光の反射で液晶パネルが見にくいときも、ファインダー撮影は影響を受けない
  • 被写体の動きをリアルタイムに確認できる
  • 撮影時にカメラの設定を確認できる
  • バッテリーを節約できる
  • カッコよく見える

自分で決めた場所にしっかりピントを合わせ、手ブレしないように撮ること、当たり前のことですがとても大事です。

また、被写体をしっかり確認し、ここぞというタイミングでシャッターを切ることも渾身の一枚を撮るのに大切なことですね。

液晶パネルを見ながら撮るよりファインダー撮影の方がミスが減らせることは、間違いありません。

しかもファインダーをのぞいたほうが撮影する姿もカッコいい。ファインダー撮影を選ばない理由はほぼありません。

これを機にファインダー撮影を取り入れて、よりクオリティの高い写真を撮っていきましょう。

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