こんにちは。フリーカメラマンのユキカです。
みなさんに質問です。あなたはどうして、カメラや写真を勉強しようと思ったのでしょうか?
「なんとなく、おもしろそうだから」とか「ステキな写真が撮れるようになりたいから」など、目標がばく然としている方、意外と多いのではないでしょうか?
私自身がそうだったので、その気持ちもよく分かるんですですが、残念ながらそれではなかなか上達しないんです。
早く上達するためのポイントは、どうなりたいか?という目標を明確にすることです。
その目標をイメージしつつ、自分が主に何を撮るのか、それをどんな風に撮るのかを決めること。
そこを意識して勉強することで、学んだことが自分の記憶に深く刻まれていきます。
勉強するときには意識の持ち方がとっても大切。それが上達のスピードに直結しますよ。
では詳しくお話ししていきましょう。
最短で上達する秘訣!写真上達のコツ3ステップ
カメラ初心者です!どうしたら、上達するのでしょうか?おすすめの勉強法はありますか?
ただやみくもに撮るだけでは、なかなか上達しにくいので、写真が上達するコツについてこれから話していきましょう!
どうなりたい?写真を勉強する目標を明確にしよう
目標を決めることってとても大切ですよね。写真上達のステップでも、これが重要です。
写真の勉強を始める理由は人それぞれですし、また、勉強してどんな風になりたいのかという目標も自由です。
でも、ひとつ、確実に言えることがあります。カメラに限らず何事もそうですが、目標が明確なほうがゴールに早くたどり着くということ。
なので、はやく上達したいと思ったら、今すぐ目標を設定しましょう。
目標って…例えばどんなものなんだろう?
例えば理想とする作品やカメラマンを見つけて、「こんな写真が撮れる用になる!」というイメージをつくること。
まずは、どこへ向かって頑張るのか、そのゴールを設定していきましょう。
何を被写体にする?自分が撮り続けるジャンルを決めよう
目標が決まったら、次に大切なのは「どんなものを撮っていくのかを決める」という作業です。
「どんなもの」とは被写体のこと。あなたが撮る写真の「主役」になるものです。
例えば、花、夜景、野鳥、飛行機、子供、ペットなど。自分が撮りたいと思うものなら、どんなものでもいいんですよ。
ひとつに絞れない場合は、二つ、三つでもOK。とにかく、「このジャンルを極める!」と決めて、それを突き詰めとことん撮っていく。
撮るジャンルを決めるポイントは『どんな写真を撮っているときが一番ワクワクするのか?』です。好きな被写体は、時間を忘れて、楽しく撮り続けることができます。
ジャンルを絞らずに毎回違うものを撮っていると、常に新しい挑戦の繰り返し。腕が上がっているかどうか、分かりづらくなります。
まずは自分の好きな分野を決めて、そこを極めていきましょう。
私はジャンルを決めるのに2年半もかかりました。最初は「ジャンルを決める」という意識すらなくて。その結果、上達するのにすごく時間がかかってしまいました。
どんな撮り方が好き?自分らしい写真のテイストを見つけよう
いろんな被写体の中から、好きなジャンルが見つかったとします。それをジャンルの写真を撮りながら、次は自分の好きな写真の撮り方を見つけていきます。
例えば、明るめが好きか、それとも暗めが好きか?青っぽいクールな色が好きか、黄色っぽいあたたかみのある色が好きか?
撮った写真を俯瞰(ふかん)して見てみると、分かる場合もあります。
写真の『テイスト』を追求していくことで、自分らしい写真、つまりオリジナリティが見えてきますよ!
自分がどんな写真が好きなのか、これを見極めることって意外と難しいんですが、続けていくと、だんだんと見えてくるものです。
そうやって、自分の好みを研究していきましょう。
写真のジャンル・テイストを決めるメリット
情報収集がしやすくなる
自分の好きなジャンルや好きなテイストを意識するようになると、情報収集がしやすくなります。
そのジャンルを撮っている人をフォローしたり、その写真が撮れる場所を調べたり、そのジャンルの撮影に役立つセミナーに参加してみたり。
写真の本ってたくさんありすぎて選ぶのが大変。「自分のジャンルに役立つもの」って考えたら選びやすくなりますよ!
作品を見たり、撮り方を調べたり、その分野の撮影に関してどんどん詳しくなります。
そうすることで知識が増え、引き出しが増えて、いろんな写真が撮れるようになっていきます。
機材選びがスムーズになる
写真を撮る時、被写体や撮り方によって活躍する機材(レンズ・アクセサリ)が変わってきます。
例えば、テーブルフォトなら近距離で撮れる単焦点レンズが便利だし、野鳥の撮影であれば超望遠レンズや三脚が必要になりますね。
ジャンルによってレンズの向き不向きがあるし、必要となるアクセサリも変わるので、撮りたいものが決まれば、機材選びもスムーズになります。
ぜひ、自分の写真のジャンルに合わせて、機材をそろえていきましょう。
ジャンルやテイストは変えてもOK!柔軟に撮り続けよう
ジャンルを決めたら、それ以外は撮っちゃダメなんでしょうか?
一度ジャンルを決めたからと言って、それだけ撮ってくださいということではありません。
時には違うジャンルの写真を撮ってもOKです。その時に感じたインスピレーションが、いつも撮っている写真に役立つこともよくあります。
また、写真のジャンルやテイストが途中で変わってもいいんです。
いろんな写真を見たり撮ったりしていくと、目がこえたり、価値観が変わったりしていくもの。影響を受けて、好みが変わるのは当然です。
決めたものに固執するのではなく、頭を柔らかく、自分が撮りたいと思うものを撮り続けることが大切です。
自分の心に耳を傾けながら、写真に向き合っていきましょう。
写真に正解はないし、間違いもない。自由に楽しく!
写真の撮り方は自由ですよ!好きなように楽しく撮りましょう!
写真には、人それぞれ好きや嫌いはあっても、正解や間違いはありません。自分にとって「これがいい!」と思える写真が正解。それでいいと思います。
ただ、自分にとっての正解を見つけるのはそう簡単ではありません。たくさんの写真を撮ることで、自分の正解はだんだんと見えてくるものだと思います。
大切なのは、「ただなんとなく」ではなく、常に何か「目標や目的を持って」ファインダーをのぞくこと。これが上達の秘訣です。
そのために、目標(ゴール)を設定して、何(ジャンル)をどんな風に(テイスト)撮りたいのかを明確にする。それを決めることで、写真の上達は一気に加速します。
自分の正解が見えてくるまでは、とにかく撮って、撮って、撮りまくりましょう。