ホームページやSNSのプロフィール写真をプロカメラマンに撮ってもらう場合、全てカメラマンにおまかせでいいでしょうか?
自分で準備できることはありますか?
このような疑問にお答えしていこうと思います。
この記事を読めばわかること
- プロフィール写真用の洋服の選び方
- 自然な表情で写るコツ
- リラックスしたポーズをとるコツ
「プロフィール写真を撮ってもらったけど、いまいちだった」という失敗談もよく聞きます。
撮影までにどんな準備をすればいいか、一緒に確認していきましょう。
ブロガー自己紹介
この記事を書いている、フリーカメラマンのユキカです。
初心者一眼レフを買って3年でプロに転身。子供・家族・プロフィール写真撮影は年間100件以上。
ネットショップ・店舗向けのファッション雑貨や料理写真の撮影経験もあり。
最近は、起業家・フリーランス向けに写真撮影とホームページ制作や更新のサポートも行っています。
写真を撮られることに慣れている人は、少ないと思います。
初めて依頼するカメラマンならなおさら、自分のイメージ通りの写真を撮ってもらえるのか、不安な人も多いですよね。
この記事を最後まで読んでいただければ、撮影当日までにどんな準備をすればいいかが分かり、安心して本番を迎えることができますよ。
ではさっそく説明していきましょう。
服装は季節感のない白いトップスを選ぼう
撮影の時、どんな洋服がいいかと言うと、春物や秋物の白系トップスがおすすめです。
その理由を詳しく説明していきましょう。
季節を問わないものを選ぼう
写真を季節ごとに準備するのは難しいですよね。用意できたとしても、季節が変わるたびにホームページやFacebookの画像を入れ替えるのも一苦労です。
そのため、季節を感じさせない写真にすることがおすすめです。
冬をイメージさせる”ふわふわ”のセーターや、夏をイメージさせるそでの短いものは避け、春物・秋物を選びましょう。
プロフィール写真におすすめの洋服
具体的には次のようなアイテムがおすすめです。
プロフィール写真におすすめの洋服
- 薄手のジャケット・カーディガン(ベージュ・グレーなどの明るい色、インナーは白系)
- 長袖や七分袖のシャツ・ブラウス(白や薄い色)
- 春物セーター(白・明るい色)
ジャケットやカーディガンなら、途中で脱いでもOK。また違った雰囲気で撮ることもできて、一石二鳥ですね。
ボトムはトップスに合うものであれば、どんなものでもOKですが、トップスはこのようなアイテムを選ぶようにしましょう。
白や淡い色がおすすめ
基本的に、洋服の色は白がおすすめです。色に強いこだわりがない場合は、ぜひ白を着用しましょう。
白いトップスを身に着けると、『レフ板効果』が得られます。光が服に反射して顔が明るくなり、肌の色が明るくきれいに見えるのです。
また、洋服の色やデザインにインパクトがあると、人物より洋服の印象が強い写真となってしまいます。
仕事用の服装が決まっている場合や、ご自身で「絶対にこれ」と思うものがあれば別ですが、そうでない場合には、季節感を感じさせない白系のトップスを選ぶことをおすすめします。
自然な笑顔で写るコツ
カメラを見ない
カメラを見ない写真、つまり「カメラ目線」ではない写真を撮ってもらいましょう。
カメラを見ると、「笑わなければ」という気持ちが無意識に働き、その結果、表情がかたくなったり、「つくり笑顔」になってしまう人が、とても多いです。
実際のところ、ほとんどの人が、カメラを見ない方がいい表情をします。
「プロフィール写真はカメラ目線でないと」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
世の中を見渡すと、カメラ目線ではない、スナップ写真のようなプロフィール写真もたくさんあります。
カメラマンには「カメラ目線ではない写真も撮ってほしい」と伝えればOKです。
特に撮影の雰囲気になれるまでは、あまりカメラを見ないようにしておいて、時々気が向いたときにだけ、カメラに目線を送りましょう。
好きなものを妄想する
なかなか自然な笑顔が作れない場合は、カメラから目線を外し、自分の大好きなものを想像しましょう。
例えば私なら、『ハワイ島のハプナビーチで、海をみながら、デッキチェアで飲む冷た~いビールの味』をイメージ。
ご自身の至福の時間を想像してみると、間違いなく、自然にほほえんでいますよ。
時にはそんな想像力が撮影に役立ちます。
撮られることに疲れたり、顔がひきつってきたら、自分の大好きなシチュエーションを具体的に想像して、頭も心もリフレッシュしましょう。
リラックスして見えるポーズをとるコツ5つ
次に、自然に見える姿勢やポーズについてお話ししていきましょう。
最近依頼されるプロフィール写真のほとんどが、「親近感か感じられるもの」です。
つまり、ほどよいリラックス感のあるやわらかな写真が好まれています。
「撮られることに慣れていないので、そんなの難しそう」という声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
リラックスしているように見せる方法を実践するだけです。
ひとつづつ詳しく説明していきましょう。
小道具を利用する
手持ち無沙汰にならないよう、小道具を活用しましょう。
プロフィール写真の仕上がりを左右するのは、小道具だと言っても過言ではありません。それほど小道具は重要です。
モデルさんのように撮られ慣れている人でないかぎり、ほとんどの人はカメラの前に立つと緊張します。
自然にふるまおうとすればするほど、どうしたらいいか分からなくなり、ぎこちなくなるものです。
そんな時にあなたを救ってくれるのが、小道具です。小道具を手に持つだけで、ポーズが自然に決まります。
仕事用のプロフィール写真なら、仕事で使っているアイテムを選びましょう。
ボイストレーニングの先生の撮影では、マイクを小道具にしました。
右手に持ってパシャリ、左手に持ちかえてパシャリ、これだけで2ポーズです。
プライベートのプロフィール写真なら、ファッション小物や趣味に関連するアイテムもいいですね。
プロフィール写真で活躍する、おすすめの小道具をリストアップしてみました。
プロフィール写真おすすめ小道具
- ぼうし
- めがね・サングラス
- カメラ
- 楽器
- 本
- コーヒー
- 花束
慣れ親しんだものを手に持つことで、リラックスし、普段通りの自然な姿で写真に写ることができるのです。
普段からよく手にしているアイテムを小道具として撮影に持ち込みましょう。
カメラに対して斜めに構える
カメラに対して、まっすぐ正面を向くのではなく、少し斜めに構えましょう。
まず、斜めを向くことで写真に写る体の幅が狭まり、細く見える効果が期待できます。
また、真正面を向くとどうしてもかしこまったような硬い印象になりがちです。少し斜めの方がリラックス感が出てきますね。
カメラに対して真正面を向くのは避けて、左右どちらか斜め向きになるように心がけましょう。
どちらかの足に体重をかける
立った状態で撮影する場合、どちらかの足に体重をかけるように立つのがおすすめです。
両足均等に体重をかけると、いわゆる「気を付け」のような姿勢ですね。直立不動になり、とても硬い印象をあたえます。
左右どちらかの足に体重をかけ、バランスが均等にならないようにします。「気を付け」ではなく「休め」の状態ですね。
体の左右が非対称になることで、硬さがやわらぎます。
一枚シャッターを切るごとに体重を左右へ移動させることで、体も少しづつ自然に動いてリラックス感を維持できます。
「気を付け」ではなく、「休め」のイメージで立つように意識しましょう。
壁にもたれる
立った状態で撮影する場合、壁にもたれかってみましょう。
体を壁に預けることで、程よく力が抜けて、リラックスした雰囲気が出ます。
壁にもたれたときは、脚をクロスするのもおすすめ。写真のバリエーションのひとつ増えます。
壁が使えるシチュエーションでは、ぜひ壁にもたれた写真も撮ってもらいましょう。
頭を少し傾ける
頭を左右どちらかに少し傾けてみましょう。
これも、「どちらかの足に体重を乗せる」と同じ理屈です。
左右非対称にすることで、緊張感がほぐれ、リラックスした雰囲気に変わります。
そして、頭を傾けるだけで、写真の印象が驚くほど変わります。
シャッターを切るたびに、右、左と角度を変えるのもおすすめ。常に首を少し動かすことを意識しましょう。
手を動かす
手を動かすことでも、リラックスした雰囲気を演出できます。
右手、左手、どちらでもOK。交互に使うのもおすすめです。
髪の毛をかきあげてみたり。
襟元に手を添えてみたり。
座っているときは、あごに手をそえてみたり。
手をつけることで、とても表情豊かな写真に変化します。
ただぶらりとさせておくのはもったいないですよ。手を動かして、写真にアクセントを入れていきましょう。
まとめ|プロフィール写真で失敗しない撮られ方
今回は、満足度の高いプロフィール写真を撮ってもらうための準備についてお話ししました。
プロフィール写真で失敗しない撮られ方
- 白系の春物の服装を選ぶ
- カメラから目線を外したり、好きなものを妄想することで自然な笑顔をつくる
- リラックスして見えるポーズの取り方を実践する
ポーズは事前に鏡の前で少し練習しておくと、当日もスムーズに進みます。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、満足のいく写真を撮ってもらうために欠かせないことです。できる準備はしっかりと行いましょう。
そしてもちろん、カメラマン選びも重要です。
カメラマンはそれぞれの得意分野があります。どんなに人気のカメラマンでも、プロフィール写真の経験が少なければ適任とは言えません。
プロフィール写真を撮ってもらう場合は、プロフィール写真が得意なカメラマンを選ぶことが大切。
そのカメラマンが撮った作品も確認し、そのイメージが好きかどうかも確認するようにしましょう。