フリマサイトに出品する商品の写真、なかなか上手に撮れません。写真がいまいちだと、販売値段も安くつけがちです…
不要になったもの、リサイクルショップに持ち込んでも、悲しくなるほど値段がつきませんよね。
せっかくなら、欲しいと思ってくれる人に売って、大事に使ってもらいたい。
そこで、便利なのがフリマサイト。リサイクルショップの買取額より高い価格で売れることも多々あります。
私もよくメルカリで使わなくなったものを販売します。
ちなみに私が出品した商品、100%売れています。
しかも、買取り業者の見積もり価格より、はるかに高い金額で、です。
なぜ?
おそらくその要因は写真です。価値のある商品に見える写真だったから、なんですよね。
そう、フリマサイトで商品を高く売るには、写真がとても重要です。
価値のある商品に見える写真を掲載することができれば、商品は高値で販売できます。
今日は、フリマサイトで商品を納得の価格で売るためのコツとして、商品をきれいに見せる写真の撮り方をご紹介します。
この記事を読めばわかること
- 商品撮影するときの「場所」や「時間」の選び方がわかる
- 商品を撮影するときの光のコントロール方法がわかる
- 撮影するときに気を付けるポイントが分かる
コツを抑えると、写真はがらりと変わります!販売価格も今までより高く設定できるかもしれません。ぜひ挑戦してみてくださいね。
ブロガー自己紹介
この記事を書いている、フリーカメラマンのユキカです。
初心者一眼レフを買って3年でプロに転身。子供・家族・プロフィール写真撮影は年間100件以上。
ネットショップ・店舗向けのファッション雑貨や料理写真の撮影経験もあり。
起業家・フリーランス向けに写真撮影とホームページ制作や更新のサポートも行っています。
日中に明るい部屋で撮影しよう
写真は光が命です。
どんなものもきれいに見せてくれるのが太陽の光、つまり自然光です。
商品を撮る時も自然光を使うことが絶対的におすすめです。
なので、撮影する場所は、自然光が入る部屋を選びましょう。
そして撮影するタイミングは、自然光がたっぷりと入る、晴れた日の明るい時間帯がベストです。
写真をよりきれいに撮りたいなら、撮影する時間と場所を正しく選びましょう。
部屋の電気はOFFにし、きれいな色で撮影しよう
明るく撮るなら部屋の照明もつけておいた方がいい?と思う方もいるかもしれませんが、そうとも限りません。
部屋の照明を消したほうが、写真がきれいに撮れることも多々あります。
その理由は、光の色。照明の光には色があるんです。
一般的に、蛍光灯は青っぽい色の光で、白熱電球は黄色っぽい色の光です。
光の色が黄色っぽいと、商品の色がくすんだ感じになり、きれいな色が表現できません。
撮影してみて、実際に見たときより写真が黄色っぽいと感じたら、照明の色が影響しているかもしれません。
照明を消しても明るさに問題がなければ、電気を消して自然光だけで撮影しましょう。
レースのカーテンで光を調整しよう
自然光がたっぷり入る部屋で、昼間に撮影しましょう、とお伝えしましたが、お天気がとても良い日は窓から入る光が強すぎることがあります。
光が強すぎると、被写体(商品)に光が強く当たり過ぎて”白とび”することがあります。
白とびとは、光が当たった部分が真っ白になって、表面の凹凸や模様が見えなくなってしまうこと。
また、光が強すぎると影も強くでます。
そんな時はレースのカーテンを利用して、強すぎる光を柔らかくしましょう。
レースのカーテンが無かったり、またレースのカーテンをしてもまだ影がきつい場合は、窓から少し離れることもひとつの方法です。
被写体に当たる光の量を調整して、ちょうどいい光の加減を探しましょう。
白い背景を利用しよう
商品は、白い背景を利用して撮影するのがおすすめです。
ぜひ白い壁がある場合はぜひ背景に利用して撮りましょう。
上の写真では、白い壁の前に白いテーブルを置き、その上に商品をのせて撮影しました。
白い壁やテーブルがなければ、大きな白い紙や布を利用して、白い空間を作るのもおすすめ。
でも、なぜ白い背景がいいのでしょうか?それには明確な理由があるので、説明していきますね。
白い背景白がいい理由その①色かぶりがない
窓から入ってくる光や照明の光、どちらにしても光は壁にぶつかって反射します。
反射した光には、その壁の色がつくのです。
もし壁が茶色だった場合、その壁にあたって反射する光の色は茶色です。
茶色の光が当たった状態で撮影すると、商品も茶色っぽく見えます。
これを「色かぶり」と言います。
白い壁を利用することで、反射する光も白い光となり、商品もきれいに見えるのです。
白い背景がいい理由その②商品がはっきりうつる
どんな商品でも、白い背景の前に置くと、色や形がはっきりと見えます。
それは、白がレフ板となって、光を反射し、被写体を明るく見せるからなのです。
被写体が明るくなると、商品のかたちやデザインがはっきりと写真に写ります。
商品のかたちをはっきりと見せるためにも、白い背景を使って撮影しましょう。
商品がよく分かるよういろんな角度から撮影しよう
どんな商品なのかが買い手に伝わるように、いろんな角度の写真を掲載しましょう。
正面、真後ろ、横(左右)、上側、下(底)、内側、などなど。
手に取ってみることができない代わりに、写真で情報をきっちりと伝える必要があります。
文字情報より、写真の方が伝わりやすいことは確実です。
取引後に「思ったのと違う」なんてことにならないよう、商品の詳細は出来る限り写真で正しく伝えましょう。
アクセサリーの撮影は三脚&セルフタイマーがおすすめ
ピアスや指輪を撮ってみたけど、全然うまく撮れない、そんな経験ありませんか?
アクセサリーは撮影が難しい商品ジャンルのひとつです。
商品が小さいので、アップで撮りたいと思いがちですが、近づきすぎるとピントが合いません。
カメラ(レンズ)には、撮影可能な被写体までの最短距離というのが決まっていて、それより近づくとピントが合わず撮影ができないのです。
つまり、大きく撮ろうと思ったら、近づけるギリギリの距離で撮影し、後程トリミングするしか方法がありません。
また、アクセサリーは石の輝き部分がブレやすく、撮影が難しいアイテムです。
ブレをふせぐためには、カメラを三脚にセットして撮影するのがおすすめ。
三脚にセットしただけでは、シャッターボタンを押したときにカメラが動いてブレる可能性があるため、セルフタイマーをセットしてシャッターボタンを押した少し後にシャッターが切れるようにしましょう。
余計な部分はトリミング
写真はフリマサイトに登録する前にトリミングしましょう。
余計なものが写ってしまった場合や、写真が傾いてしまった場合はトリミングで調整すればOK。
それをふまえて、撮影するときには周囲に余裕を持たせ、少し大きめに撮影しておくのがおすすめです。
ちなみにメルカリの場合、登録できる画像は正方形のみです。横長で画面いっぱいに撮影していると、正方形に収まりきらなくなる可能性がありますのでご注意を。
まとめ|コツを抑えて商品を分かりやすくきれいに撮影しよう
いかがでしたでしょうか?
ポイントを抑えると、写真の仕上がりは劇的に変わります。
場所の選び方や白の背景を使うことなど、これはスマホで撮影する場合でも有効です。
ポイントをひとつひとつ確認しながら、ぜひ実践してみてくださいね。